世の中が開発され、新しいものがたくさん生まれてくる中で、鬼怒川竜王苑はそこにある自然や動植物たちと共存できるすばらしい環境を備えており、どこか昔見たような懐かしい風景が残っています。
苑内に足を踏み入れると、一面に緑が覆い、木々や土が香り、森に息づく命や力を感じることができます。そしてその力は私たちを癒し、リラックスさせてくれます。
第一・第二竜王苑の周辺には遊ぶ所もたくさんですが、会津西街道もご紹介いたします。
会津西街道は会津若松から山王峠を越えて下野に入り、横川・上三依・五十里などを経て、鬼怒川を渡って大桑宿から日光街道今市宿に至る、延長約128㎞の街道です。当時の会津藩にとって、参勤交代や公用通行の重要なルートでした。
この街道が第一竜王苑のすぐ脇を通っています。黄色丸が第一竜王苑、青丸が第二竜王苑
左の写真が実際の第一竜王苑脇を通る「会津西街道」なんとなく「けもの道」のようですが、秀吉が通ったり、官軍が会津征伐に使ったようで、歴史の匂いを感じます。この道を使って、「太閤おろしの滝」まで歩いてみたいものです。
第一竜王苑脇の旧街道を北上すると、「太閤おろしの滝」があります。日塩もみじラインを使えば車で行けますが、徒歩で旧街道を走破したいところ。しかし残念ですが途中で通行不能になっているようです。
名前の由来
豊臣秀吉が会津遠征の帰路、下り坂があまりにも急で、秀吉さえも下馬して歩かなければならなかったという説や、この滝の美しさのあまり、秀吉が馬を下りて見入ったという説があります。