初夏の別荘ライフ・・第二竜王苑

ゴールデンウィークは久しぶりに鬼怒川の別荘で過ごそうと、思い立って出かけました。

いつもなら新藤原駅から徒歩20分の距離を歩くのですが、この日は二つ手前の鬼怒川温泉駅で降りタクシーに乗り込みました。

温泉駅はさすがに人でいっぱいです。駅の広場には山野草を売る仮設テントが立っています。

何だか気持ちが高揚してきました。こうよう、というと鬼怒川の紅葉は見事です。
でもそれに劣らぬほど新緑に彩られた鬼怒川の山々は綺麗です。

やっぱりいいなーとわくわくしながら到着すると、何と、既に何家族もが初夏の別荘ライフを楽しんでいるではありませんか。我が家を含めると9家族、にぎわっています。

 

鬼怒川の第2竜王苑は第1に比べると規模が小さく、その割に別荘が何軒も建っています。

また、利用される頻度も高いのですが、これほど多くが一堂に会することは無かったように思います。


それに、暗く覆っていた杉の木がばっさり切られたおかげで明るくなりました。

気がついたのですが、押し入れの布団がフカフカなのです。

他の方も「今までより、湿気なくなった」と言っていました。


別荘地全体にお日様があたるようになったのと、風の通りがよくなったからなのでしょうね。

さて、自然の恵みをいただいて夕飯の準備に取りかかりましょうか。先ずはワラビ、茎が太くて柔らかなワラビが競い合うかのようにツンツン生えています。すぐに手にいっぱいになりました。


川におりるとそこには瑞々しいクレソンが…

何年か前にTさんが種を蒔いてくれたのですが、今年は豊作です。

 

その近くでは野生の三つ葉がたくさん見つかりました。これだけあればおいしい夕食が作れます。何を作ったかって?一押しはクレソンスパゲッティでした。

それだけではありません。素晴らしい方と知り合いになりました。別荘地に流れている川は長久保沢というのですが、その上流にワサビ田があることは知っていました。


別荘地の裏手の林の中の山道は散歩するのにお手頃なのですが、あるところまで行くと行き止まりになっています。


落葉樹の森に囲まれ、川が幾層もの滝を連ねながら流れていてそれはそれは美しいところなのですがそこでストップ、それ以上は侵入出来ないようになっています。


もっと行ってみたい、その先には何があるのだろうと思いながら、いつもそこから引き返すほかありませんでした。でも、今回、なんと、念願かなって行くことが出来ました。


未踏のその先は「鶏頂山わさび、君島わさび園」だったのです。
オーナーが案内してくださいました。


定年退職後に退職金をはたいて長久保沢に沿った傾斜地を買い取り、開墾してはワサビを栽培し続けて、関東ではNo1の上質ワサビと評判になり、NHKが取材にきたということです。


何故おいしいワサビが出来るかというと、落葉樹の森の中に湧く長久保沢の水が最高にきれいだからということでした。杉の木だときれいな水にならないのだそうです。本当に樹木が美しく輝いていました。


組合員のみなさんをお連れしたいと言いましたら、「いいですよ」と快諾でした。
それと竜王苑の別荘の方々がもし希望されれば、生ワサビやワサビ葉の注文をお受けし
お送りしますとのことでした。


ラッキーなことにその両方をいただいて、食事の一品に加えることが出来ました。
そのおいしかったことと言ったら…

初夏の別荘ライフの第一声は「美味しかったー」でしめくくります。